遊戯王デッキ紹介【強欲な壺を5枚くらい使うと10枚くらいドローできるらしい】
手札誘発を踏み越えるのが3度の飯より好きなアド鳥です。
去年ぶりです。
…誰がどう見てもめっちゃサボってたのは明らかですね…
まあボチボチやっていきますので、今年もよろしくお願いします。
ところで、遊戯王には、《強欲な壺》という、10期の間1回も再録されなかったカードがあります。
それもそのはず、特に条件もなく2枚ドローできるので、禁止カードに指定されています。
そのままのテキストでは15期くらいにならないと制限復帰も無理でしょう。
しかし、
ほぼ無いも同然な条件で発動でき、
ターン1が無く、
しかもサーチまでできる
《強欲な壺》が、遊戯王OCGには存在します。
今回は、そんなカードをサーチ、回収しては何度も打つデッキをご紹介します。
タイトル通り、結構な頻度で1ターンに5回くらい発動してますね。
デッキ紹介
今回のキーカードは、
実質《強欲な壺》の相互互換なのに何故か規制される気配すらない
《黄金色の竹光》と、
それをサーチできる《妖刀竹光》
の2枚です。
様々なギミックを使って、《黄金色》を何度も発動します。
個別のギミック同士が噛み合ってるので、回しててかなり楽しいですよ。
採用ギミック
・イゾルデ+リナルド
《黄金色》を使うならまず外せないギミックですね。
《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果で《妖刀竹光》を墓地へ送って《焔聖騎士‐リナルド》を特殊召喚すると、《リナルド》で《妖刀》を、《妖刀》で《黄金色》を手札に加えられるので、これだけで《黄金色》を発動する準備が整います。
また、《リナルド》に《妖刀》を装備しておくと、《リンクリボー》の素材にすることで《妖刀》を墓地に送れるので、再び「竹光」カードをサーチできます。
大量ドローの起点にしやすいです。
・ワルキューレ
《ワルキューレ・セクスト》で《ワルキューレ・フュンフト》を特殊召喚すると、デッキから《妖刀》を墓地へ送れます。
《フュンフト》がデッキ以外の所にいるなら、《シグルーン》を経由します。
《セクスト》を特殊召喚する手段は
・《ワルキューレ・シグルーン》
・《ワン・フォ-・ワン》
・《祝福の教会‐リチューアル・チャーチ》
・《鎖龍蛇‐スカルデット》
などがあります。
また、「ワルキューレ」モンスターが大量に並ぶので、《失楽の堕天使》や《天空神騎士ロードパーシアス》で更にデッキを圧縮できたりします。
あと《増殖するG》を打たれていると、《セクスト》が相手のデッキを削りに行ったりします。(わりと重要)
・スカルデットによるギミック乗り継ぎ
《スカルデット》は手札のモンスターを特殊召喚することができるので、
使ってない方のギミックの初動が手札にあるなら、そのギミックに乗り継ぐことができるのです。
「ワルキューレ」のギミックには《神巫》か《セクスト》
があれば乗り継ぐことができます。
・チャーチで竹光回収
散々《黄金色》をサーチする方法を書き連ねてきましたが、
遊戯王では、残念ながら同名カードは3枚までしか入れられないので、4回以上使いたいなら、そのカードを回収する必要があります。
魔法カードを墓地から回収するのは《居合いドロー》や《魔法石の採掘》などがあったりしますが、このデッキでは《チャーチ》を採用しました。
理由としては、
・「ワルキューレ」と相性がいい
・初動モンスターの弱点である《無限泡影》などを、《古聖戴サウラヴィス》で無効にできる
この2点が挙げられますね。
このデッキの天使族・光属性の最高レベルは9なので、最大9枚の魔法をデッキに戻せます。
たくさん戻せるので、《死者蘇生》や《ワン・フォ-・ワン》といった強力な魔法と《妖刀》&《黄金色》×3ずつを贅沢に再利用することができます。
戻した《妖刀》を《おろかな副葬》で早速墓地へ送って《黄金色》をサーチするのはよくあることですね。
・なんかマアトが出る
《パーシアスの神域》を引きこんでいれば、《ロードパーシアス》で《マアト》をサーチできます。
そこで《破壊剣士の守護絆竜》を出せば、それだけで《マアト》が出てきます。
しかも、《パーシアスの神域》でデッキトップ3枚を固定出来るので、簡単に《マアト》の効果を成功させられるのがかなり噛み合っています。
この時戻すカードに《堕天使スペルビア》と《堕天使イシュタム》を含ませると、更に2枚ドローできたりします。
ドローがキモチイイ
個別カード解説
・堕天使カード
・《失楽の堕天使》でサーチ可能。
・《イシュタム》による更なるドロー。
この3点から採用しています。
《イシュタム》がコピーした《堕天使の戒壇》で特殊召喚した《スペルビア》がタイミングを逃すのは、【堕天使】使いなら1度は通る道ですね。
・ゴッドフェニックス・ギア・フリード
素引きしてなければ大体《イゾルデ》でサーチしてます。
次のターン以降、捲り札として活躍してくれます。
何度も「竹光」を使いたいこのデッキでは、「竹光」を除外してしまうのが少し痛いですが、それを補って余りある活躍を見せてくれます。
素引きしてたら「竹光」装備させて1妨害として運用できるのも優秀ですね。
星9なので、結構な頻度でX素材になってたりします。
「竹光」をデッキに戻し過ぎて、墓地に装備魔法が1枚もないことが極稀に発生するので、墓地リソース管理には十分気をつけましょう。
・機巧蹄-天迦久御雷
名前打つのめんどくさい一族。
コピペが板。
ポンと出てきて1枚除去してランク9になる優れもの。
装備したやつを《ゴッドフェニックス》で除外できれば、「竹光」が除外されずに済みます。
名称指定ターン1がついてるので1枚だけ採用しました。
引けたら仕事します。
・サイバー・エッグ・エンジェル
《チャーチ》をサーチする卵。
《セクスト》を別の手段で特殊召喚できる時に《神巫》で特殊召喚します。
割となくても困らないので、自由枠。
・カップ麺
《炎の剣士》を呼ぶと、《リナルド》を自身の効果で特殊召喚できるようになったり、《イゾルデ》の素材になったり。
《サウサク》を呼ぶと、除去しつつ《スカルデット》の素材になったり。奪った装備カードを《ゴッドフェニックス》で除外すると無駄がありません。
制限入りつらい…
・帚
パワカ。説明不要。
《チャーチ》で戻して引いてくれば2回打てます。
・おろかな副葬
《妖刀》落とす。以上!
実際このデッキだと他に落とすカードはありません。
一生に一度くらいは、「堕天使」カードや「閃刀」カードを落とすかもしれませんね。
・「閃刀」カード
《閃刀起動‐エンゲージ》のドローが気持ちよさそう。
条件を満たしやすく、「閃刀」魔法がパワカ。
といった理由から採用しました。
相手の妨害を乗り越えたり、アド差を開かせたりとかなり便利です。
・成金ゴブリン
「閃刀」カードや《チャーチ》と相性が良く、何より最大展開すると相手のLPが足りなくなるので採用しました。
滅茶苦茶高打点が並ぶけどワンキルしたい訳ではない方にオススメです。
ここからはEXデッキ
・炎の剣士
《カップ麺》で出てくる戦士族。
《リナルド》の①の条件を満たせるので、《カルボナーラ戦士》より優先度が高いです。
《ホネビ》や《リナルド》と一緒に《カップ麺》引けてれば、召喚権を使わずに《イゾルデ》が出せるので、《スカルデット》に繋ぎやすくなったり、召喚権使って《神巫》初動ができたりします。
・サウサク
個人的にどのデッキでも簡易融合で出したいモンスター第1位(《ミレサク》と同率)。
装備カードにした相手モンスターは《ゴッドフェニックス》で除外できれば無駄がありません(さっきも言った気がする)。
後手捲り要員の1体ですね。
・無限起動アースシェイカー
後手用汎用ランク9。
適当に相手の残りの盤面リソースを枯らします。
倒した相手モンスターを没収できるのも、戦略の幅が広がりますね。
・真竜皇V.F.D.
「V.F.D.」と書いて「ザ・ビースト」と読みますが、だいたい「VFD」と呼ばれてる気がしますね(だって読めないんだもん)。
先攻用汎用ランク9としてのスペックは言わずもがなですかね。
レアコレに再録されるくらい優秀さが認められている1枚。
先攻以外でも、《増G》打たれて突っぱねた後、ターンを返さざるを得ない時に置いておいて、実質相手ターンスキップを目論見ます。チェーンで《無限泡影》されたら守備力3000で頑張ってください。
②は【真竜皇】デッキに奪われると困る効果なので、一応頭の片隅においておきましょう。
・ヴァレルロード
汎用リンク4。
完全耐性以外の耐性持ちの処理に使います。
《ドラグーン》パクれればそのままお持ち帰りですね
…きちんと相手の墓地に返しましょう。
・トロイメア・フェニックス
汎用ランク2。
手札交換で《妖刀》や蘇生したいカードを捨てられればベスト。
《ロードパーシアス》や《スカルデット》とよく相互リンクしてます。
・閃刀姫‐ジーク
・閃刀姫‐カガリ
《ホネビ》が召喚権を使わずに2体分のモンスターになったり、1体除去になったりするので採用。
大体墓地の魔法は、《チャーチ》で9枚くらい戻してるので、《カガリ》がアタッカーになることは少ないです。
・破壊剣士の守護絆竜
《マアト》の召喚条件。
たまにモンスターを墓地に送るためにリンク召喚したりします。
テキストはタッグデュエルでもない限り絶対に使いません。
・リンクリボー
《セクスト》とか《リナルド》が1回攻撃を止めてくれるようになります。
大体ついでに《妖刀》を墓地へ送っています。
・サクリファイス・アニマ
《リンクリ》の亜種。
何度もレベル1を墓地に送れない代わりに、相手モンスターを装備できる可能性があります。
《サウサク》と合わせれば、最大2枚装備として除去できる上に、《サウサク》で装備した方を《ゴッドフェニックス》で除外してしまえば、《アニマ》が装備したモンスターがそのまま《ゴッドフェニックス》の③の効果のコストになります。
存在が有名すぎるので、だいたいEXゾーンの前にはモンスターを出してもらえませんけどね。
勝ち筋
増えた手札を使って、物量で押し切ります。
魔法カードや手札から特殊召喚できるモンスターなど、手数は豊富にあるので、全力で相手を倒しにいきましょう。
終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ストレスが溜まりまくるこんなご時世ですが、そんな時だからこそ、一人回しでも対人戦でも、ドローの快楽を味わえるデッキを使ってみてはいかがでしょうか。
p.s.書いてるうちに《手札抹殺》が欲しくなってきたので、その内更新するかもしれません。