遊戯王デッキ紹介【彼岸砲 次元大会ver】

2か月ぶりです、アド鳥です。

 

ちょっととある大会で優勝してきて、そのデッキを紹介したくて久しぶりに書きました。

次元大会verとしてはいますが、そのまま普通の対戦でも使える強さです。

 

大会詳細→コチラ

大会概要:Soleilさん主催の次元最強王決定戦

     各召喚法を軸にしたデッキで戦おう、というもの。

     妨害や王道的でない勝ち筋に対する適度な規制が特徴。

 

 

 

使用デッキ

レシピ

画像

 大会ルールにおける妨害札

メイン:《ディノミスクス》×3、《次元障壁》×3 計6枚

サイド:《イタチの大暴発》×3 計3枚

合計9枚

バーンソース

モンスター:《彼岸の悪鬼 バルバリッチャ》×1、ヴォルカニック・バックショット》×3 計4枚

魔法・罠:《一撃必殺!居合いドロー》×3 計3枚

 

アド鳥とよく対戦してくださる方はご存知の【彼岸砲】の次元大会版です。

大会用に構築を弄ってるので、《ライトロード・ドミニオン・キュリオス》《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュなどの普段使ってるカードが採用できておらず、《永遠の淑女 ベアトリーチェの増量や「バージェストマ」Xモンスターの採用などで対応しています。

元になったデッキもそのうち気が向いたら紹介しようと思います。

 

 

回し方

f:id:Adotori:20191118103226p:plain

ざっくり説明すると、初動札からベアトリーチェを出し、墓地へ送られて効果を発動できるカードを墓地へ落として相手の妨害、自分のアドバンテージの獲得を行い、墓地へ送ったカードをデッキに戻して再利用し、アドバンテージ差で勝つデッキです。

大会ルールで妨害札に関する規制がありますが、そんなことは気にならないくらい全力で妨害します。

ワンキルするデッキではないので、相手への妨害は最小限のリソース消費で最大限の効果が狙えるタイミングで使いましょう。

状況によって、「バージェストマ」や《Fno.0 未来皇ホープ《I:Pマスカレーナ》を素材にした《ダブルバイト・ドラゴン》を繰り出して打開や制圧を行います。

 

ここからは細かいプレイングや小技の話になるので、頭が痛くなるような話が嫌な方はブラウザバック推奨です。競技用のデッキではないので対環境デッキを想定したプレイングの話をするわけではありません。あくまで汎用的で人によっては基礎だと感じるようなプレイングの説明に留めます。最低限ベアトリーチェ《マガジン》を落とすデッキだと覚えてくだされば十分です。

 

小技・プレイング

なるべく相手に非公開のカードを見せない

まず細かい説明をする前に、これだけは気をつけている、ということを紹介します。といっても小見出しの通りですけどね()

当たり前だと思う方はスルー推奨。

公開情報を増やしてしまうと、それだけ非公開領域からカードを繰り出せる長所が薄れてしまいます。

例を出すなら、《バック・ジャック》の②の効果を相手ターンの開始時に使って《砂塵の大嵐》をセットすると、相手は《砂塵の大嵐》をケアする動きだけで妨害を乗り切ることができますが、《バック・ジャック》の効果を限界まで使わないでおくことで、例えレシピがバレていたとしても、デッキトップが《ディノミスクス》ファーファレル》などである可能性も踏まえて行動しなければならなくなり、相手の行動を歪ませることが狙えます。

《次元障壁》を相手のスタンバイフェイズではなく、儀式魔法にチェーンしたり、素材が揃ってから発動するなども上に当てはまる代表的なプレイングではありますが、このデッキでは一層大事なプレイングになります。

非公開領域をフル活用して最大限相手を攪乱しましょう。

 

…かといって使わないでいるといきなりサイコ・ショッカーアドバンス召喚されたりするので、タイミングの見極めが肝心です。

 

ベアトリーチェ》に持たせるX素材と初動展開について 

可能な限りファーファレル》《アリキーノ》、もしくはそれらにアクセスできる《グラバースニッチ》《ガトルホッグ》を持たせるようにしましょう。

それらを持っていれば、ベアトリーチェが素材を使うだけで妨害を放つことができるからです。

また、「彼岸」モンスターは1ターンに2つある効果の内のどちらかしか使えませんが、相手ターンで固有効果を使う予定であるということは、自分のターンで共通効果でssしてしまっても良いということです。

「彼岸」の共通効果はチェーンブロックを組んでssするので相手の《増殖するG》を誘いやすいのですが、相手ターンで使いたい固有効果を持ってる「彼岸」モンスターならそれ単体で置いておいても壁として仕事してくれるので、そこで展開を止めても次のターンで耐えきれることが多いです。

相手が《増殖するG》を持ってるかどうかはかなり重要な情報なので、展開する際はnsするより先に共通効果でssするようにしましょう。

 

《マガジン》で《バックショット》を落とすタイミング

基本的には、

  1. 相手が強力な行動をするための準備が完了する直前(《アポロウーサ》の素材が揃った時など)
  2. モンスターを全て破壊することで相手の打つ手が無くなる時

のどちらかで使うことになるのですが、この他、《バックショット》を素引きしたくなくてデッキ圧縮として使ったりや、《ダンテ》などで落ちて使えなくなる前に使ったりもします。

臨機応変に使いましょう。

 

「彼岸」モンスターの自壊効果はメリット効果

メインデッキの「彼岸」モンスターは「彼岸」モンスター以外のモンスターが出てくると人見知りして自壊してしまいます。他のモンスターが「彼岸」モンスターであってもそれが裏側表示だと、それが「彼岸」であると確信できないので声をかけずに自壊します。

普段は《ケルビーニ》で介護してあげたりするのですが、あえて他人を隣に連れてきてあげることもあります。

2つ前で挙げた例を再び出すなら、《増G》打たれたて展開を止めると妨害効果を持った「彼岸」モンスターが場に残るので、相手ターン中に「バージェストマ」を特殊召喚してやると能動的に自壊させることができ、狙ったタイミングで妨害効果を使うことができます。

 上手く力を引き出してあげましょう。

 

回収カードで回収カードを回収することの大切さ

《居合いドロー》は一回で勝負を終わらせる可能性を秘めた強力カードですが、墓地のカードをデッキに戻す効果も持っており、この効果で他の《居合いドロー》《貪欲な壺》などを回収することで半永久的にデッキを回復させることができます。有名な使い方ですね。

これによりデッキ切れの心配が減るのは勿論、墓地に送りたいモンスターや墓地へ送るをカードを何度も再利用することができます。

 《バックショット》を16回墓地に送れば効果ダメージだけで勝利できます。

 

《絶対王 バック・ジャック》の使い方

これも上記の《居合いドロー》と同様に有名なので軽く触れる程度に。

《バック・ジャック》の②の効果は通常罠をセットして即座に発動できるデザインですが、通常罠以外は墓地へ送られるので、狙ったカードを墓地へ送ることができます。

このデッキは半分が墓地へ送られて仕事するカードなので、デッキトップが不明な状態で使っても何らかの成果をもたらしてくれます。

 

勝ちパターンの多彩さ

このデッキには、明確な勝利への一本道がありません。

基本的には無限に供給できるリソースを駆使して相手のリソースを枯らすことを目標にしますが、相手もリソース確保が得意なデッキだとなかなかうまくいきません。

そういう場合、「ビートダウン」から「バーン」、もしくは耐久と《手札抹殺》による相手の「ライブラリーアウト」へと戦術を切り替えます。

現実的なバーンソースとしては《バックショット》バルバリッチャ》があり、これを《貪欲な壺》《貪欲な瓶》などで使いまわして効果ダメージを蓄積させることができます。またこれらの回収札を延々と回収しつつ相手の行動を阻害し続けることで相手のデッキをドローだけで切れさせることも狙えます。

相手のデッキを切れさせる際、相手にデッキ切れを狙ってることを勘づかれないことが肝要です。こちらが負けない程度にデッキをフル回転させ、デッキを自分から薄くしてもらうとより狙いやすいです。ドローなどで強制的にデッキを減らす効果を相手が使っている場合はそれも活用しましょう。これを狙ってる時の《増殖するG》はカモです(笑)

攻撃を禁止されても、超えられない壁が出現しても、諦めず貪欲に勝利を目指しましょう。

 

あと細かいこと思いついたら追記します。

 

大会レポートへ続く。